着手から完成までが見える事
契約書は金額、納期、瑕疵担保責任、等々、仕事上の基本的な要件のみが記載されています。 それに基づいた仕事の流れ、作業状況、進行状況などが、現状と仕様書を対比することで、進捗状況や、予算の消化状況などが一目でわかります。 つまり仕様書を一瞥して現状との比較が出来るものが良い仕様書と言えるでしょう。
仕様書でお引き受けした工事の内容が決まります
契約書は金額、納期、瑕疵担保責任、等々、仕事上の基本的な要件のみが記載されています。 それに基づいた仕事の流れ、作業状況、進行状況などが、現状と仕様書を対比することで、進捗状況や、予算の消化状況などが一目でわかります。 つまり仕様書を一瞥して現状との比較が出来るものが良い仕様書と言えるでしょう。
仕様書は文字の羅列ではありません。 文学作品ではないのですから、何度か読まなければ仕事の進行方法が分からないような、仕様書では困ります。 時にはフローチャートの様に仕事の流れを図式化し、一目瞭然で作業に取り掛かれるような工夫を致しましょう。 可能な限り可視化して、分かりやすく致しましょう。
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良い仕様書を書くには、工事完成までの流れを把握しなければなりません。
着手時に完成形を想像します。
そこに時間軸と、工数(材料費含む)にかかる費用、等々を一つの図の中に書き込めれば良い仕様書と言えるでしょう。
仕様書を書き終わった段階では、工事の完成した姿が想像されていなければなりません。
金額は見積り時にすでに積算されているはずですので、見積書に従いましょう。
仕様書は書いた本人だけが理解できれば良い訳ではありません。
むしろ、その仕様書に従って工事が進んでゆくのですから、全ての工事関係者が観て解りやすいものでなければなりません。
使う材料の規格、サイズ、性能や加工・組み立て方法、製作方法、果ては検査方法まで記載されていなければなりません。
初めてお付き合いする業者の方がいらっしゃっても仕様書を見れば、すぐに工事に着手できることが望ましいのです。
工事によっては特殊な技術や、特定の素材を使うものもあります。
その場合はその部分をピック・アップして「特記仕様書」として別に記載しておきます。
工事関係者は多岐に渡るので、必然的に仕様書も膨大なものになります。
仕様書の内容は簡潔にして明瞭でなければなりません。
目次を着けて整理し、工事を請け負う専門業者の方達が、自分たちの請け負った工事の仕様書にすぐに行き着き、早々に工事を始められる内容でなければなりません。
こう書けば、仕様書を書くのは難しいと思われるかもしれませんが、多くの工事は以前に書かれた仕様書がありますので、それを基に作成すれば、意外に簡単にできます。
仕様書のスタートとゴールを明確にしておくこと。 スタート時期、予算、等々時間軸を明確にしておきましょう。 トラブル等々があった場合に、現状と仕様書を比較対象することで、原因や課題が明確になります。 ゴールとなるべき時期や予算変更なども分かりやすいので、変更も容易に解ります。